先のSW2.0の紹介に続き、同じく自分がよくプレイしているTRPG、「クトゥルフ神話TRPG」の紹介を行います。
「クトゥルフ神話TRPG」は、アメリカ生まれのTRPGです。プレイヤーは現実の私達と変わらない(ただし、少しだけ好奇心旺盛で、たまに専門的知識を持つ)一般人のキャラクターとなって、人々の理解の到底及ばないさまざまな宇宙的恐怖に巻き込まれます。
基本的にプレイヤーたちは宇宙的存在たちに対しては無力で、直接立ち向かうことは到底不可能です。またその存在そのものは見ただけで人の心に大きな衝撃を与え、時にはキャラクターは発狂を引き起こしてしまいます。そんな中で、どうやってプレイヤーたちは生き残るのか、あるいは悲惨な結末を迎えるのか。それを楽しむのが「クトゥルフ神話TRPG」です。
クトゥルフ神話TRPGの特徴的な点の一つは、なんといってもキャラクターが「一般人」であること。魔法も使えないし、現代モノなら「常識」も現実の自分たちと同じ。だから「ロールプレイの入門」としては、なかなか入り込みやすい部類だ。
そして、TRPGにおいて物事の成否を決定するダイスによる判定も、クトゥルフ神話TRPGはシンプル極まりない。例えば、「大学図書館で調べ物をする」という時であれば「図書館」という技能を使うのだけど、これは「10面ダイスを2つ振り、それぞれ10の位と1の位として数字を出して、その数字がキャラクターの技能数値以下であれば成功する」という判定方法になる。つまり、「技能数値がそのまま成功率」になるのだ。もしあなたの「図書館」の技能の数値が「80」ならば、図書館の判定は「80%」成功するよ!
クトゥルフ神話TRPGのキャラクターにも成長要素はあるが、その成長度合いが異なるキャラクター同士でも、活躍の度合いに致命的な差が出ることは少ない。基本的に単発のシナリオをやることが多いのも含めて、「オンラインで初対面の人と募集でやる」ことも比較的活発に行われているのも特徴だよ。
もちろん、その場合はよくよく卓の人たちと事前に相談するのを忘れずにね!TRPGやクトゥルフ、あるいはオンラインセッションが初めての場合、素直にそれを告げておくと、余計なトラブルを避けられると思うよ。